古着とは何か。と考えることが増えた気がするので私の中の独り言くらいの感覚です。
古着の歴史を辿れば、室町時代まで遡りますが今それを知っているか知っていないかというのは現状で私が思う「古着とは何か」という疑問からは逸れている気がするので割愛します。
WGSNのデータによるとZ世代の古着を購入したことがあるという方は、約40%以上います。これは、単なる価格が安いということだけでは収まらない結果だと。
では、安さでないとしたら、何が人を古着に向かわせるのだろう。
一つ思うのは、「自分で作り上げた感覚」ではないかということです。整然と並ぶお店で新品のお洋服を買う行為は基本的に受動的で、ブランドやお店が用意したものの中から選ぶ。ただ古着はそこが少し違うと…
何百枚もの中から、理由を説明しにくい直感で「これだ」と手が伸びる瞬間。その一瞬から生まれる偶然性がちょっとだけ特別な体験になっているのだと思います。
また、古着には「すでに時間が入っている」という感覚があり、新品のお洋服はデザイナーが作り上げた物語を新しく自分自身で描いていくことが一般的ではあるが、古着にはすでに誰かの時間が染み込んでいる。
その前の持ち主が誰かは分からないし、知る必要もないが、そのお洋服が自分の手元に来るまでに何かあったんだろうなという、ぼんやりとした奥行きが心地よかったりする。
近年SDGs(目標12)の取り組みによりサステナビリティが語られることも多い。
それは事実であるので中には、そのような視点で古着を認識する方もおりますが全ての人がそうではないでしょう。
環境への配慮が欠けているということではなく、もっと人として既に持っている素直な感情に「古着とは何か」という答えがあるということです。
古着についてお話しすると「個性」という言葉をよく耳にします。
以前「個性とは?」ということについても触れましたが多様性という言葉があり触れ都合よく一括りにされている気もするのでその辺りにも近々独り言として触れられればと思っています。